【音ゲー】SDVXがうまくなりたい!(上級編)

はじめに

お久しぶりでございます。ペイくんです。夏も終わりを迎え、冬の寒さを彷彿とさせるような気温の日もちらほらと出てきた昨今、SDVXは楽しめていますか?

前回投稿から2週間ほど空いてしまいました。特に投稿頻度に目標などは設けていませんが、最低でも月1ぐらいは続けていきたいなと思っております。

今回は段位攻略3部構成のうちのラスト、上級編です。ここまで長かったですが、お役に立てているでしょうか。今回も例に漏れず前回以前の記事を読んで頂けている前提で話を進めますので、そちらも参照しながらこの記事を読んでもらえると助かります。

 

前回の記事はこちら↓

 

pei-thy0304.hatenablog.com

 

本記事のターゲット

・現在の段位が『剛力羅』以下であり、昇段を目指して頑張っているという人

・引退するまでには合格したいという目標を、段位『剛力羅』までのいずれかの段位に設定しているという人

・段位『剛力羅』の金枠取得を目指しているという人

今回はいよいよ上級者の仲間入りにあたる段位、剛力羅の攻略を扱います。余談ですが初代SDVXは剛力羅が最高段位だったそうです。稼働10年ともなるとインフレが進んでしまうのも仕方がないかもしれませんね。

 

8~10 麗華~剛力羅

この段位帯まで来ると、「自分音ゲーやってます!」と胸を張って人に言えるぐらいの実力や熱中度が身につき始めたのではないでしょうか。初めは軽い気持ちでSDVXを始めたという人も、もっとうまくなりたいと思うようになってくるはずです。

また剛力羅の課題曲のレベル帯が17~18であるというのもあって、おそらく一番曲のプレイ人口が多い難易度帯に挑戦していくことになります。曲にカーソルを合わせると、いつかゲーセンで他のプレイヤーが選曲していたのを見たり聴いたりしたことがある曲だったという経験をすることになるでしょう。それぐらいどの実力のプレイヤーでもお世話になる難易度帯なので、ある意味「ここからようやく本番」なのかもしれません。

 

そんな解釈次第で最終ゴールであったりスタートラインであったりする段位、『剛力羅』の攻略内容に入っていきましょう。

 

剛力羅が難しい理由

・譜面がより複雑になり、認識が困難
・見たことがない、あるいはその曲にしかないような配置が出てくる
・見えていても押せないということが起き始める

上2つの問題は麗華までの道のりでも発生しましたが、3つ目はおそらくレベル17に挑戦する段階で感じる問題だと思います。ただのトリルなのに速すぎて間に合わない、ただの片手の8分なのに3、4レーンにまたがって配置されているせいでうまく押せないなど、中級編でご紹介したような脳の問題ではなく、身体的・技術的な問題が発生してきます。

 

今回はこの身体的・技術的な問題に対するアプローチを重点的にご紹介しようと思います。なお、それに伴って音楽ゲームにおける専門用語などを用いることがありますので、知らないものがあれば各々で調べて補完して頂けると幸いです。

 

剛力羅の攻略

①中級編の上達法を続ける

もうお察しかと思いますが、認識力や対応力を向上させるためにはレベル17、18の配置に慣れることが何よりもまず重要です。これまで通り、1つの曲に固執せずに色んな曲を触っていきましょう。

この話は読者の皆さんももう耳タコだと思いますので、ここでは語りません。詳しくは中級編と初級編の記事をご覧ください。

 

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②自身の身体能力を向上させる

前述した剛力羅を難しくさせている3つの理由のうちの3つ目に対処するためには、腕の筋力や指の柔軟性などといった身体的な能力を向上させることが求められます。「コイツは何を当たり前なことを言っているんだ?」と思われるかもしれませんが、意外と見落としがちなことです。

 

なぜなら、一般的に「ゲーム」に身体能力は求められないからです。FPS格闘ゲームなどでは、キャラクターの動きを精密に認識するという目の身体能力は確かに必要とされますが、それらのゲームで真に求められる能力というのは、相手を如何にして負かせるかという思考力や判断力、相手の弱点を見抜くための洞察力といったところでしょう。ボタンをより高速で連打できると有利、離れた位置にあるボタン同士を同時押しできれば有利といったことは起こり得ないでしょう。(少なくともぼくの知っている限りのゲームでは)

 

マッチョがプレイしても引きこもりがプレイしても、前述した能力群に差がなければ、ゲームの卓越性という観点においては有意な差は生まれないはずです。

 

しかし、音楽ゲームは「ゲーム」でありながら身体能力が高い方が明確に有利です。なぜなら、先ほど例に挙げたような他のゲームとは違って、ボタンを入力することそれ自体がゲーム性になっているからです。

 

他のゲームは、「ボタンを入力した結果起こったこと」が重要です。パンチやキックを繰り出した結果、それを敵に命中させられるかどうかが最も大切なことです。パンチやキックを操作キャラクターにさせるだけなら初心者でもできますよね。

それに対して音楽ゲームは、ご存知の通り「指示された通りにボタンを入力すること」が重要です。したがって、ボタンを入力する能力の良し悪しがそのままゲームの卓越性に直結します。先ほどの例で言うと、パンチやキックを繰り出すこと自体が目的になっているわけですね。つまり、マッチョと引きこもりが同時にSDVXを始めても、マッチョの方が始まる前から有利ということです。このことが、「ゲーム」と名がついているせいで見落とされがちだとぼくは思います。

 

「ゲーム」とは名ばかりで、音楽ゲームの本質は陸上競技に近いところがあると言えるでしょう。したがって、その上達法のまた、陸上競技に近いのではないか、とぼくは考えています。

 

身体能力を向上させるには

ここまで、音楽ゲームにおいて身体能力が高いことが卓越性に繋がるということについてのぼくの持論を展開してきました。では、音楽ゲームにおいて求められている身体能力を向上させるにはどうすればいいのでしょうか。結果的にそれを達成できれば何でも良いのですが、ここではぼくがやってきたことをご紹介します。

音楽ゲームをプレイする頻度を維持する
・指のストレッチなどを日常的に行う
・他の音楽ゲームに手を出す

この3つが特に自分の役に立ったと思っています。それぞれ解説していきます。

 

音楽ゲームをプレイする頻度を維持する

筋力などの身体能力は、使わなければ徐々に衰えていきます。音楽ゲームで使う身体能力が日常生活でもそこそこ使うようなものであれば良かったのですが、残念ながらそうではないと思います。指先を高速で動かしたり、腕を左右に振るような動作は、ピアノなどの楽器の習い事をしているような人でない限りは、それこそ音楽ゲームぐらいでしかしないでしょう。

 

したがって、音楽ゲームで使う身体能力を衰えさせないためには、音楽ゲームをプレイするのが一番手っ取り早いです。音楽ゲームをプレイすれば、音楽ゲームで使う筋力を使うことになりますので。(笑)

身体能力維持のために最低でも週に1日は音楽ゲームに触れられればいいかなと思っていますが、これはぼくの感覚ですので各々でラインをさぐってみてください。

 

そして身体能力を維持ではなく向上させるためには、週3日、多くても4日が望ましいと思います。筋力は一度筋組織を破壊してそこから回復すると向上するらしいので、頻度が多すぎても効率が悪いような気がします。実際、ぼくも連日行き過ぎるとすぐに疲れてしまったり、あまり調子が良くないという経験をしましたので、音楽ゲームを適度にプレイしないことも上達に必要だと考えています。

 

どうしてもモチベーションにあふれている時は、体に負担をかけないように自分が楽にクリアできる難易度帯だけ楽しくプレイする日を設けるなどしてみてください。

 

指のストレッチなどを日常的に行う

実はこれが3つの方法の中で一番身体能力を向上させてくれたのではないかな、とぼくは思っています。

音楽ゲームを始めるよりも前、皆さんはレベル17や18で求められるような動きをしてきたでしょうか。おそらくしてきてないと思います。ぼくもそうでした。そんな人が突然片手でトリルを押せ、指先を複雑に動かせ、などと命令されてもできるわけがないんです。命令されている動作がどのようなものかは理解できますが、それを実行するのは非常に困難です。

 

陸上競技でも同じで、ウサイン・ボルトの走り方を完全に理解したとしても、彼と同じ速さで100mを走り切ることはできません。なぜなら、それを実行できるような筋力や体の柔軟性を持ち合わせていないからです。高い身体能力あっての理屈や理論なのです。

 

したがって、まずは要求された動作を実行できるような体の下地を作っていきましょう。音楽ゲームをやり続ければ指などに負荷がかかって筋力向上が期待できますが、これはなにも音楽ゲームをプレイしなくてもできることです。

具体的には、指や手首のストレッチを毎日行いましょう。「楽器の上達法」や「指のストレッチ」をネットで検索すると結構出てきます。どれもたいてい5分くらいでできますし、片手間でできますので継続も苦ではないと思います。また、ぼくはやっていないのですが、上級者の中には指の筋トレグッズを購入して鍛えている人もいます。おそらくこれもかなりの効果が望めると思いますので、一応オススメしておきます。

 

他の音楽ゲームに手を出す

最後に、これは最終手段かつあまりオススメではないのですが、SDVX以外の音楽ゲームを始めてみるのも実はSDVXの上達に繋がります。実際ぼくがこの方法で上達してしまったので、隠さずにご紹介しておこうと思います。

 

音楽ゲームはそのタイトルごとに譜面の傾向が異なります。例えば、太鼓の達人は言ってしまえばトリルの集合体ですし、ビートマニアは認識力が他の音楽ゲームよりも一層必要とされるタイトルと言えるでしょう。

つまり、自分が今SDVXでできない要素が充実している音楽ゲームをプレイすれば、その要素に特化した特訓ができるということです。それも、筋トレなどと違って楽しみながら鍛えられます。一方で、お金と時間を大量に消費するというデメリットを抱えているので、本ブログの趣旨である「趣味の範疇で上達する」に反します。これがあまりオススメしない理由です。

 

ぼくは剛力羅あたりの実力の時期、大学生という時間とお金を持て余している期間でしたのでこれを実行することができました。あなたがもし忙しい社会人であったり、ぼくとは違って熱心に勉学にも励んでいるような学生であるなら、この方法は無視してもらって大丈夫です。(そのような人はそもそも音楽ゲームをしていない気もしますが...。)

 

本題に戻ります。

ぼくがやってきた音楽ゲームを、上達できる要素と一緒にご紹介していきます。

 

・CHUNITHM→ロングノーツの認識およびロング押しながらの処理/8分のリズムキープ/腕押しの筋力
ビートマニアBMS→認識力/16分のリズムキープ/指の独立性・筋力/脱力
太鼓の達人→全般的なリズムキープ/トリルの正確性/腕押しの筋力
ポップン→8分のリズムキープ/腕を振るスピード/腕押しの筋力

自分のお金と時間に余裕があり、他の上達法を実行しているけど成長が止まっていて、この中に自分が鍛えたい要素があるという場合は試してみても良いかもしれません。

 

金枠取得に向けて

剛力羅攻略のための上達法は以上となります。ここからは金枠取得を目指す人に向けて、取り組み方を少し紹介して終わりにしようと思います。

剛力羅よりも先、或帝滅斗に挑戦するためには、剛力羅の全コースに合格しなければなりません。これまでの段位は、いけそうなコースが1つでも見つかれば良かったのですが、ここから先は苦手から逃げることはできません。

 

剛力羅まで来たらもう自分の得意と不得意は自覚していることと思います。そして、どれだけ練習してもどうにもならない要素もあるのではないでしょうか。(ぼくはソフラン曲が今になってもなお全くできません)今はまだ段位に合格することが目標なので、その要素がある曲や箇所に到達する前にゲージを完璧に残すという攻略方法にシフトしましょう。

 

おそらく、「ここさえ抜けられればなあ...。」という人の多くは、そこに到達する前にそこまでゲージを残せていない場合が多いです。壊滅的にそれができないのであれば、少なくとも80%は欲しいとぼくは思っています。50、60%で「ゲージを残せている」思わずにさらに余裕を持たせるようにしましょう。

 

(ぼくは剛力羅当時、BoFのサビまでにゲージを安定して100%残せるようにしていても何十回も落ちていました。真似しないようにお願いします...。)

暴龍天合格後でさえBoFは本当にできてませんでした↓

このように、どうしても無理なものの1つや2つはあって当然です。そんな時は得意なことをさらに得意にして逃げ切りましょう。とはいえ苦手と向き合うことで実力が上がっていく話は以前の記事でしましたので、いつかは向き合ってくださいね。(これには自戒も含みます(笑))

 

おわりに

段位攻略上級編、いかがでしたでしょうか。今回は金枠剛力羅までを扱いましたが、正直に言うと初級~上級編でご紹介した内容がぼくの上達論のほぼ全てです。これを7年間続けた結果が今のぼくと言っても過言ではありません。もっと効率良くやっていれば今よりうまくなっていたのかもしれませんが、この上達論を自分の手で試行錯誤しながら構築したことこそが最も面白かったことだったのかもしれません。

 

また、今回は音楽ゲーム陸上競技に似ているということで例を挙げたりしてきましたが、陸上競技に関わったことは一切なく、中高とテニス部をやっておりました。もし変なことを言っていたとしても怒らないでください...。

 

これにて一旦上達論記事の投稿を中断して、音楽ゲーム全般に対してぼくが思うことなどをコラムのような形で投稿しようかなと思っています。気が向いたらまた上達記事も書くと思いますので、そちらに期待されている方も安心してください。

 

 

最後に、今回も長文になりましたが、上級編の最後まで読んで頂けているということはもう慣れっこだと思うので今回以降謝罪しません。(笑)また次回いつ何の話をし始めるか分かりませんがよろしくお願いします。

 

それでは、良い音ゲーライフををお過ごし下さい🖐

 

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