【雑談】Lv.19で初めてPUCを出せた話

はじめに

大寒波が日本に襲来し、寒さで外出すら億劫になってくる昨今ですが、皆さんSDVXは楽しんでいますでしょうか。

 

さて、私事ではありますがタイトルにあります通り、先日レベル19にて初のPUCを出すことができました!

人間何年も鍛錬すれば行くところまで行けるんだなという感慨深い気持ちになりました。センスのある人からしたら「たかが19を1曲Pしたぐらいで...」と思われるかもしれませんが、自分にとっては大きな意味のある一歩でした。

 

19Pはレベル20がよっぽど上手くない限りはVF21(インペリアル2)に到達するのにほぼ必須になってくるため、そこを目指すプレイヤーにとっては喉からSDVX筐体が出るほど欲しいVF値となっています。

 

今回はぼくが19Pを出すまでにやってきたことを雑談としてお話していきたいと思います。いつかぼくがVF21に到達できるような日が来たときにこの記事を振り返ってみたいという個人的な気持ちもあります。

 

それではさっそくいってみましょう。

 

目次

  1. PUC狙いにおける基本理念
  2. P埋め
  3. 他のプレイヤーとの付き合い方

 

PUC狙いにおける基本理念

まずはじめに、PUCを狙うには何を鍛えるべきなのかを先に言っておきたいと思います。それは安定感です。これまでの経験からPの達成数を増やしていくには、粘着回数を減らすことが一番大切だと思いました。いくら譜面をミラーにできるようになったとはいえ、依然として譜面に癖が付くのがP狙いにおいて一番苦しい展開であることは間違いありません。なぜなら、癖というのは、自分の腕前が成長しようが関係なく該当箇所がうまくできなくなってしまうものであるため、癖が付いた時点でその楽曲を諦めざるを得なくなるからです。PUC候補の楽曲の母数は多い方がいいですよね。

 

次に紹介する基本理念は、PUC達成は確率によるものだという考え方です。P狙いをするためには、その楽曲において「あとはこの箇所だけPで通ればいける!」という段階まで事前にハイスコアを伸ばしておく必要があります。個人的には、そういった箇所が最大でも3つまでに絞ることができていることと、そのそれぞれの箇所単体だけならPで通したことがあること、この2つの条件を満たしていればPの候補としています。したがって、仮にハイスコアが9980kぐらいであっても、この条件さえ満たしていれば積極的にPを狙っていっていますし、逆にハイスコアが1ニアや1エラーであっても条件を満たさない限りは放置しています。

 

粘着回数を減らすためにも、ある程度それぞれのP通過確率が高くなってから挑戦を始めましょう。体感の話なので正確なことは言えませんが、確率が20%ぐらいの段階で狙い始めたとして、仮にその楽曲でPをひねり出せたとしても、別の楽曲でPに挑戦するときにまた20%を引き当てないといけなくなります。ですから、先に実力を付けて40%ぐらいの勝負をし続けていく方が、少ない粘着回数でかつペースを落とさずPを増やしていくことができると思います。

 

Pで通せる確率を上げるためには、前述した安定感の向上が重要になってきます。このときに大事なのが、Pを狙っているその曲で練習しないことです。同じような箇所がある別の曲で練習するなどして、あくまでその成果を出力する場としてP狙いの曲を選曲しましょう。週1ぐらいでそれを触るのが癖が付かずちょうどいいと思っています。

 

最後に、ここまで述べてきたように、難所を絞ったとしてもそれ以外の箇所でしょっちゅう失点してしまうようでは話になりません。(それは絞ったとは言えない)たまにぐらいなら人間なので仕方がないのですが、それが癖に発展する場合も少なくないので、その兆候が現れ始めたらすぐに手を引きましょう。幸いなことにSDVXにはたくさんの楽曲が収録されていますから、やる曲は他にもたくさんあります。(未PUC残り数曲みたいな上級者は読者に想定していません)

 

以上の基本理念を念頭に置きつつ、これから述べる上達方法を読んでいただければと思います。

 

P埋め

高難易度のPUCに挑戦するにあたって何を差し置いても真っ先に必要だと思うことが、低難易度のP埋めだと思っています。なぜなら、それが前述した安定感の向上に最も寄与する訓練だからです。

 

難所で失点してしまうのは仕方がありません。難しい譜面は難しいので。一方で、自己ベストのスコアを出した時のプレイを思い返してみて欲しいのですが、失点してしまった原因が全て難所によるものだったかどうかと言われれば、実はそうでもないケースというのが少なくないことに気付くと思います。

 

何でもない8分、一瞬外れたつまみ、誤って指が意図しないボタンに当たってしまった...。自分の実力不足以外の原因で失点している場面というのは、意外とあったりしませんでしょうか?

 

P埋めはハイスコア狙いのプレイではなかなか身に付かない、集中力や緊張との付き合い方といったものを身体に染み込ませ、そういった実力以外のものに起因するミスを減らすことに繋がります。

 

ここで重要なのが、P埋めをこれから始めるといった段階のプレイヤーがいきなりレベル16や17から手を付ける必要はないということです。それらのレベル帯でPを狙うというのは、どちらかというと基礎が既に盤石なプレイヤーが実力をさらに伸ばそうとする行為にあたるとぼくは考えています。まだその段階でないプレイヤーがそれをしても、1曲1曲Pをするのに時間がかかって効率が悪い上に基礎部分が鍛えられません。

 

ぼくはレベル19の新規SでVFが上がらなくなってからP埋めを開始し(だいたいVF20.250あたり)、レベル14から手を付け始めました。このレベル帯だとさすがに実力不足によるミスは出ないので、ひっかけ配置や昔の譜面特有の無理押しが来ない限りは初見でだいたいPできました。しかし、それでも苦手な配置やBPM、前述した類のミスによって数回かかる楽曲もありました。P埋めで鍛えたい要素がこれなので、「もう一回プレイしてP出せばいいや~」と考えるのではなく、集中して一発でPを出し切るという気持ちでプレイすることが大事です。

 

P埋めで手を付け始めたレベル帯で緊張せずポンポンPが出せるようになれば、次のレベルに進みましょう。始めは8分でもニアを出してしまわないか緊張していたのが、慣れてくると簡単な16分なら友達と話しながらでもPで通過できるようになってくると思います。手元も無駄な動きが少なくなって体力消費が抑えられるようになり、ボタンの押し方も綺麗になってきます。そうして16や17でP埋めが捗るぐらいの安定感が養成できれば、18のP候補もちらほら出てくる、そして最終的には19、といった具合に成長していくはずです。

 

ここまでのことをまとめますと、P埋めの目的とは、高難易度を含むあらゆるレベル帯において「自己ベストスコア=PUC-難所”のみ”での失点」にすることです。したがって、難所がないと思えるレベル帯からP埋めを始めていけば、自ずとこの式に近づいていけるはずです。

 

難所だと思う箇所自体を減らす訓練(地力上げ)はこれとはまた別になりますので、P埋めをするときはこの意識を持って取り組んでいきましょう。地力上げに関してのぼくの考え方について知りたいという方がいましたら、以下の記事を読んでみてください。

 

pei-thy0304.hatenablog.com

 

 

他のプレイヤーとの付き合い方

最後に、余談としてライバルやSNSとの付き合い方について少しぼくの考え方を紹介しておきます。PUCを狙うような段階まできたプレイヤーなら、おそらく実力を競い合う特定の他者がいるのではないでしょうか。他者と比較して一喜一憂するという経験はぼくもしてきました。また、そういった存在はお互いを刺激し合うことでモチベの向上や維持に繋がりますし、気軽にアドバイスを求めたりできる貴重なものだと思います。

 

 

と、言いたいところですが、ぼくは音楽ゲームにおいてはあまり他者と比較する必要はないという考え方のほうが正直強いです。

 

 

例えばVFを比較してみるとします。今回ぼくはVerse IV HVN19をPUCし、VFを0.020増加させることができました。ですがぼくはJoyeuse VVD18で9750kすら出せません。いったい誰が何を根拠にVerse IV HVNよりもJoyeuse VVDの方が簡単だと定義したのでしょうか。そうです。SDVXの運営が独断と偏見によって決めているのです。

 

上記のものは極端な例ではありますが、とはいえ、レベル19の一部の楽曲よりもPが難しいと感じられる17や18というのは少なくありません。(実際ぼくがPできない17や18はいくらでもあります)この文脈に則るなら、VFという仕組みはプレイヤー個人の実力を測るものではありますが、実力を相対化したものではない、と言えないでしょうか。前述した例で言えば、「19でPを出すことができて他のプレイヤーから独立した個人という存在としてのぼくの実力が上がったと言えるが、そのことがぼくよりVFが低い他のプレイヤーよりも実力が上であることを保証する証左にはなり得ない」ということです。(逆も然り)

 

Pやスコアの勝敗数に関しても同様のことが言えます。例えばSDVXというゲーム自体が、つまみ譜面がメインで鍵盤譜面が特殊枠というゲームデザインとなっていたとしたら、どうでしょうか。その世界線を仮定すると、おそらくぼくはインペリアルですらない可能性も否定できません。ぼくは、自分が得意な譜面傾向の楽曲数がたまたま多くなっているだけ、と思えてなりません。畢竟、音楽ゲームというのはどこまでいっても運営の裁量次第という訳です。

 

他にも音ゲーマーは、やれクレ回数だのやれ年数だのやれ初見力だのやれ一発スコア力だの自分に都合の良い(あるいは悪い)尺度も持ってきて、自分や他者がその点において優れている(あるいは劣っている)ことを証明したがります。

 

 

そんなのどうでもよくないですか?

 

 

7,8年ほど音ゲーマーをやってきましたが、これらの議論が花を咲かせたことはついぞ見たことがありません。運営の意向に従うしかない音楽ゲームというゲーム性と他のプレイヤーとの競争という要素は、すこぶる相性が悪いとぼくは思ってしまいます。(その点でいうとBPLは上手く競技ルールを整備していると思います)

 

したがってぼくは、ライバルを「人格を持たないただの数字」として認識して、あくまでも指標の一つとして参考にさせてもらっています。(アクティブライバルの皆さん、いつもお世話になっております)つまり、数字の先にある、そのスコアを出した人間に対しては強い関心を持たないということです。それを越えるべき壁、倒すべき敵と考えてしまうと、多分音楽ゲームが楽しくなくなるのではないかと思っています。

 

レベル19でPUCを出すのは長い道のりでした。長く楽しく音楽ゲームをプレイし続けられたのはこの精神性のおかげだと思っているので、そういった意味ではレベル19のPUCに寄与したとも言えます。よってここでこの話をさせて頂きました。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はぼくがレベル19にて初めてPUCができたことをきっかけに、そのための方法論や精神面において大事だと思うことについてお話をさせて頂きました。雑談と銘打っておきながら、なかなかの長文となってしまいました。(ぼくのブログではよくあること)

 

これからも不定期でSDVXや音楽ゲーム関連のことについての記事を書いていきますので、覗きに来て頂けると嬉しいです。

 

それでは良い音ゲーライフをお過ごしください🖐

 

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